前回につづき、ビオラの絵の作成手順についてまとめています。
★使用画材
紙:ヴィフアール中目 F4号(242×332)
線画:タチカワスクールG セピア 鉛筆2Bと2H
絵の具:全体は透明水彩(シュミンケ、ダニエル・スミス、ホルベイン)髪の毛と眉毛、黄色い花の影は絵墨のE08茶系
色鉛筆:プリズマカラー72色より10色前後
ハイライト:ユニボール シグノ
★作成手順
1,散歩してお花の写真を撮る
2,鉛筆で水彩紙に直接お花や女の子を描いてみる
3,修正しつつペン入れ&鉛筆で顔の影入れ
4,使用色を決める為の試し塗り
5,着彩スタート 肌の着彩
6,背景の着彩
7,お花の下塗り
8,髪の毛の下塗り
9,お花の重ね塗り
10,背景とお花をなじませる
11,色鉛筆やハイライトで仕上げ作業
今回は5番の着彩のスタートから最後までをご紹介します。
肌の着彩には
ダニエル・スミスの
・ハンサイエローミディアム
・ペリレンレッド
・フレンチウルトラマリン
を使用しています。
お気に入りの組み合わせです😊
まず水分たっぷりでハンサイエローミディアムとペリレンレッドを使って肌色の下地を一気に塗ります。
下地が乾いてから何度か重ね塗りをして肌のなめらかなグラデーションを作ります。
グラデーションを作りたい時、私は水筆で色の境目をなぞって目立たなくさせています。
色を置く→水筆でなぞる
の手順で境界線のないグラデーションを作ることができます😊
影の色は上記の2色にフレンチウルトラマリンを混ぜて茶色を作ります。
頬に見える花の影や下唇の下、髪の毛の影などを描いていきます。
背景はシュミンケホラダムの
・イエローオーカー
・カドミウムイエローライト
・コバルトターコイズ
を使用しています。
花びらの下塗りをします。ムラを残しながら薄めの色で下塗りをします。
髪の毛は絵墨のE08茶系で下塗りをしています。
お花に柄を入れたり、中央を濃くしたり、黄色いお花は髪の毛に使った絵墨E08で影をいれています。
花から色が周りににじみ出たように、背景の色の上にお花の色をはみ出して塗ります。
ハイライトや色鉛筆で仕上げます。
・ハイライト
瞳の小さな丸、唇の2箇所はユニボールシグノというボールペンでハイライトを入れています。
白目から瞳に横長のハイライトが入っているのは、ホルベインの油性色鉛筆のソフトホワイトで入れています。
・色鉛筆
プリズマカラーという油性の色鉛筆を使用しています。
唇の赤みを足したり、まつげを濃くしたり、ピンクのお花の縁の色を濃くしたり、その他葉っぱの色を濃くしたり、や右下のお花の水色の部分を書き加えたりして完成です。
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