【透明水彩メイキング】ビオラ1/2ペン入れまで

メイキング
ビオラ
2022年6月


着彩前の状態で溜めている線画の中から、ビオラの絵が完成しました😊
写真を遡っていくと、この絵を描き始めたのはなんと4月の22日😳
40日以上かかって(寝かせつつ)ようやく完成いたしました☺️

それではまずは使用画材をご紹介させていただきます。
★使用画材
紙:ヴィフアール中目 F4号(242×332)
線画:タチカワスクールG セピア 鉛筆2Bと2H
絵の具:全体は透明水彩(シュミンケ、ダニエル・スミス、ホルベイン)髪の毛と眉毛、黄色い花の影は絵墨のE08茶系
色鉛筆:プリズマカラー72色より10色前後
ハイライト:ユニボール シグノ

絵を寝かせている間に新しい画材を購入したので、今回はプリズマカラーという油性の色鉛筆を仕上げに使用しています。

★作成手順
1,散歩してお花の写真を撮る
2,鉛筆で水彩紙に直接お花や女の子を描いてみる
3,修正しつつペン入れ&鉛筆で顔の影入れ
4,使用色を決める為の試し塗り
5,着彩スタート 肌の着彩
6,背景の着彩
7,お花の下塗り
8,髪の毛の下塗り
9,お花の重ね塗り
10,背景とお花をなじませる
11,色鉛筆やハイライトで仕上げ作業

1,散歩してお花の写真を撮る

まずは資料集めです!いつでもどこでも?外でキレイなお花に出会ったらiPhoneで写真を撮っておきます📸
撮るだけだと後で探せなくなるので、撮ったらすぐに、なるべくお花ごとにフォルダ分けをするようにしています。

2,鉛筆で水彩紙に直接お花や女の子を描いてみる

次はいよいよ絵を描いていきます😌

私は前までコピー用紙にアイディアスケッチをしてから水彩紙に描き写していましたが、最近は最初から直接水彩紙に描き始めるようにしています。
なぜならせっかくコピー用紙に良い絵が描けてもそのままの絵を水彩紙に再現することは難しいからです🙁

トレース台も持っていますがそのままの雰囲気で水彩紙に写せたことはまずないです。そのため、下絵を移す時にも描いたり消したりを繰り返すことになるので、それなら最初から水彩紙に描こう。となりました😌そのまま水彩紙に描くと時短になりますし、そしてコピー用紙よりも高い紙に描いているので失敗したくないという気持ちが生まれて良い緊張感を持ってアイディアスケッチができます😳
悪い点は描き直しが多いと水彩紙に負担がかかって毛羽立つことですが元々写す時にも多少毛羽立たせていたのでそんなに私は気になりません✨
メリット・デメリットはありますが、最近はもっぱら直接描き始めるようにしています。

3,修正しつつペン入れ&鉛筆で顔の影入れ

ある程度下絵がまとまってきたらペン入れのスタートです。

いろいろな耐水性のペンを持っていますが一番気に入っているのがこのタチカワスクールGのセピアです。
インクが詰まったりペン先が水彩紙に引っかかったり、ペン先が折れたり、急にインクがドボドボ出たり、今までいろいろありましたが、それでも他のペンでは引けないアナログならではの味のあるいい線が引けますし今のところ一番好きなペンです。
セピアというのも重要です。
私は少女や植物をモチーフに絵を描いているので、黒いペンではくっきりとしすぎて難しいです。
セピアや茶系のインクの方が絵の雰囲気に合うのですが、赤みの強い茶色よりもタチカワさんのセピアの色味が気に入って使っています😊

ペン入れ終了

ペンで描くと強すぎる部分は鉛筆で描いています✏️
一旦仕上がりのイメージのためこのまま見てもきれいなように鉛筆で目や鼻、唇などを描き込んでいますが、着彩をするときには鉛筆が濃いと邪魔になるので練り消しでもっと薄くします。

4,使用色を決める為の試し塗り

試し塗りです。
試し塗りはしない時もありますが、色に悩みそうな時は先に自分用に作っている試し塗り用の首だけ女の子でお試しをしています。
印刷機をお持ちの方で使ってみたいよという方は、ダウンロードページをご用意してますので使ってみてください。
色のお試し用塗り絵
今回はビオラの色が全部同じではつまらないので、何色にしようかなと思って試し塗りしながら決めました。
周りの数字のメモがパレットの色番号になっているのでこのメモを見ながらパレットから色探しして塗っていきます。

長くなるので今回はここまでにします😌
次回着彩の手順を解説してみたいと思いますので、よろしくお願いいたします🙇‍♀️

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