最近気に入って使っている絵墨についてレビューしてみます。
今回の投稿では、簡単な色見本と人物を塗るとき用の色見本を載せています。
まず、絵墨は6色入り一箱1300円位で販売している固形水彩のような水溶性の絵の具です。
「絵墨」 「絵墨 明」 「絵墨淡」の3種類の箱が販売されています。
私が購入した画材屋さんでは 一番新しい「絵墨淡」 以外の色は個別で一色ずつ購入することもできました。
まず、作成した色見本を載せておきますね。
画像内上部の3段がそれぞれの絵墨の一箱分になっています。
1番上の段がプレーンな「絵墨」
2段目が「絵墨 明」
3段目が「絵墨 淡」です。
使用している紙はヴィフアールの細目です。オフホワイトではなく生成のようなナチュラルホワイトです。
墨ということでどの色も一歩引いた色です。
このセットでは明るい緑を作ることができないため、とびきり瑞々しい新緑の絵を本物そのままの色で表現したい!というような場合にはお勧めしませんが、この色たちが持っている素敵な色の印象が自分の描きたい絵に合いそうな方にはいいのではと思います。
私は絵を描くときに一部だけ鮮やかになりすぎたり、暗くなりすぎたりすることがよくあります。
絵墨では一箱ずつの色トーンが揃えられているので、まとまった印象の絵になります。
私は普段人物イラストを描くので女の子を塗った場合の色見本です。
プレーンの絵墨は1番彩度が低く、雨やドライフラワー、冬のイメージが湧きます。
ヨーロッパの暗い童話の挿絵に合いそうな色味でとっても好みです。
明は素敵なくすみカラーで赤、青、紫はそのままの色で綺麗な紫陽花が描けそうな色です。
このセットは夏の絵も描けるかな🙂
淡はすごく可愛いくすんだパステルカラーですね。
私はこの淡のセットを1番気に入っています。
三つの中でもこのセットは1番不透明度が高く不透明水彩のようです。
霧がかったような色合い、
妖精、ファンタジーカラーですね。
季節は春かな。
ここで、普段私が使っている他社の透明水彩の人物色見本も彩度等の比較のため載せておきます。
他社比較の画像は上段が絵墨(左から絵墨、絵墨明、絵墨淡)
下段は左からダニエルスミス(ダニエルスミスは私が1番よく使う肌色です)ホルベイン、ホルベインです。
透明水彩も絵墨も濡れている時より乾いた時の方が色は弱くなります。そして、透明水彩よりも絵墨の方がその特徴が強く出ているように感じました。
使うときには混色用に絵皿を用意して使ってください。
この絵の具は水に溶けやすいので、水筆でなぞってそのまま紙に描いていくととても濃い色が出ます。
色の確認と混色のために梅皿やパレットを用意して塗ってみてください。
総合的に買って良かったなという商品なので、ご紹介させていただきました。
3種類の内1番気に入っているのは「絵墨 淡」2番目は「絵墨 明」3番目は「絵墨」です。
次回は絵墨で描いた絵を載せますのでよろしくお願いします。
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